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第4章 Palmの歴史はVisorの歴史 / 4-4. Palm Computing Platformのライセンス戦略
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自社で生産、販売を手がけるだけでなく「Palm Computing Platform」としてPalmOSをライセンス
していく戦略についてもふれておきましょう。Palmデバイスと一言でいっても3Com社、Palm Computing社
の作ったモデルだとは限りません。3Com社、Palm Computing社からPalmOSのライセンスを受けることで、
メーカーが独自に製造、販売することが可能なのです。
写真:Palm poewredロゴ

この戦略によりPalmOS互換機がいろいろな
メーカーから発売され市場が活性化していったのです。そのままOEM生産するだけではなく、会社に
よっては独自の機能を追加したモデルを開発、販売したことも市場をより魅力的にしたといえるでしょう。
どのようなPalmデバイスがあるのか簡単に紹介しておきます。
写真:PalmOSのライセンシー各社



IBM社による「WorkPadシリーズ」はもっとも有名なPalmデバイスです。
IBMブランドらしい黒い筐体で、日本語OS搭載モデルが日本国内向けに販売されていることもあり
Palmデバイスの国内での普及に大きな影響を与えています。
また、国内ではあまりなじみはないものの、Symbol Technology社によるバーコードスキャナ付きの
「Symbol Palm Terminal SPT 1500/1700」、QUALCOMM社による携帯電話一帯型の
「pdQ smartphone 800/1900」、TRG社のCFカードによる拡張性を与えられた「TRG Pro」
(現在はHandEra社となりました。)、
マルチメディア志向のソニーCLIEなど特徴のあるデバイスはユーザーのさまざまなニーズに応じた
ソリューションを提供してくれます。
さらKyosera、Samsung等は携帯電話と融合したpalmデバイスも発表しています。
写真:さまざまなPalmOSデバイス




Palmデバイスが世界のPDA市場のトップシェアをとるほどまでに成功した理由は、商品としての完成度
が高かったことはもちろんですが、この見事なライセンス戦略によるところが大きいのではないでしょうか。
当サイトのテーマであるHandspring社のVisorもPalmOSのライセンスを受けたPalmデバイスの
ひとつです。
この会社がどのようにして生まれたのか、お話していきましょう。
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