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■ Visorガイド

  ■ はじめに

  ■ 第1章
   ラインアップ

  ■ 第2章
   コンセプト

  ■ 第3章
   SpringBoard

    ■ 3-1
    □ 3-2
    ■ 3-3

  ■ 第4章
   Visorの歴史

  ■ 第5章
   英語版Visor

  ■ 第6章
   周辺機器等



 第3章 Spring boardってなに? / 3-2. SpringBoardの特徴

Visorの拡張スロットは、本体背面上部にあります。ここのスペーサーをはずして、 さまざまな種類のモジュールを差し込んで使います。
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Handspring社からは、バックアップ、8Mメモリ、ゴルフゲーム、VisorPhoneという電話 モジュールが発売されており、サードパーティーからは、MP3プレーヤー、GPS、モデム、 LAN、ブルトゥース、CFアダプタといったモジュールが用意され、ほかにも続々と登場する 見通しです。詳しいモジュールラインアップは後述します。

このSpringboardが画期的なのは、これまでに知られているPlug&Play以上の簡便さを 備えていることでしょう。スペーサーをはずし、モジュールを差し込むだけ。操作は たったこれだけで済むのです。Plug&Playと言えば、Microsoft社のOSであるWindows95が 発売されたときに、プリンタやスキャナといった周辺機器をパソコンにつなぐだけで、 パソコンがそれらを認識し、MS-DOS時代にあったような、複雑な設定はいらないと機能 が売り物でした。しかし、結局は付属のCD-ROMやフロッピーディスクからドライバ類 を導入しなければならないなど、初心者にとっては、簡便とは言い難いものでした。

VisorでいうPlug&Playは少々違います。Visorの周辺機器と位置付けられるSpringboardを 本体に差し込めば、そのSpringboardを動作させるのに必要なドライバやアプリケーション が瞬時にインストールされます。そして、引き抜けば、自動的にアンインストールされるのです。 しかも、ゲームのSpringboardを挿入して遊んでいるときに電源を入れたままそれを抜いても、 大丈夫なのです。こうした技術が、どれだけ「パソコンは難しいもの」という偏見を打ち 砕くのに役立つことでしょう。まさにコンシューマ向けハンドヘルド機器であるVisorに とって中心的かつ、画期的な技術なのです。

その一方で、Springboardの不便さを指摘する声もあります。たとえば、WindowsCEを プラットホームに使ったハンドヘルド機器では、Windowsノートパソコンに利用でき、 現在業界標準になっているPCMCIAカードの数々を使うことができます。LANカード、 モデムカードといった通信環境をはじめ、フラッシュメモリカードなどの記憶装置は、 市場で安価に売られており、すでにノートパソコン用にPCMCIAカードを買った人にとっても、 使いまわすことが可能です。いまのところ、Springboardはこうした利便さがありません。
もっとも、現在ではフラッシュメモリ、コンパクトフラッシュすら使用できるようにする アダプタモジュールが登場していますが。

アメリカのあるコンピュータコンサルタンティング会社の幹部かこう指摘していました 「Springboard拡張スロットは、PCMCIAカードがPCに対して与えたような影響を及ぼすだろう。 可能性に満ちた新しい領域に対して扉を開くものだ」というのです。また、Handspring社の CEOであるJeff Hawkinsも、Visorの情報サイト「VisorCentral」のインタービューに対して、 この技術に言及し「今後10年はもつだろう」という見通しを示しています。ゲームボーイと そのカセットの関係だって、10年続いているのだから、本当に魅力的な技術は十年は受け 入れられ続けるという見方です。

さて、次回は現在どんなSpringBoardが登場しているのか紹介したいと思います。



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