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 PDAじゃないモバイル?

PDA(個人用携帯情報端末)といえば、さっとポケットから取り出して、さっと予定な り電話番号なりのメモをとるところこそ基本ですよね。Visorの場合、その入力方法 は、おなじみのGraffitiです。E-507もポケット(といってもジャンパーの内)から取 り出し、さっと電源が入るところまでは同じです。それから先は、手書き入力かスク リーン上のキーボードで入力するところが違います。

E-507の手書き入力は、漢字やひらがなの認識率が比較的高くて、自分の汚い字が かっちりとしたゴシック体に変わって行くさまはとても気持ちがいいものです。ひら がなを入力したうえで漢字に変換することもできます。横に並んだ3つのマスの一つ ひとつに字を書いていくのですが、一文字の認識にちょっとした「間」があって、続 けて隣のマスに書きこんでいても気になってしまいます。

この「間」を割り引いて考えても認識率が100%に限りなく近ければストレスはありま せん。しかし、体感的に10文字書いて1文字ミスしているような感じがします。特に アルファベットに弱く、「。」と「0」の違いがわからないようです。これでも90%の 高認識率になりますが、この条件で待ち合わせ場所と用件を書けば、1文字は間違え てしまう計算になります。

これに対して、Palm OSの一筆書き様で少し癖のあるGraffitiは、確かに特殊な文字 なので慣れるのに時間がかかりますが、入力エリアがアルファベットと数字に分かれ ていることで、「O」と「0」の違いは限りなく100%に近い精度で認識してくれるの はみなさんご存知の通りです。

Graffitiはとっつきにくいですけれども一度習得すれば手書き認識以上に速い入力が 可能になります。これはPDAにとって、とても大切なことです。さっとポケットから 取り出したのはいいけれど、そこからもたついてしまっては、PDAとしての価値は半 減してしまいます。その点、Visor/Palmは非の付け所がありません。辞書を鍛えれ ば、さらに使いやすくなるでしょう(ほめ過ぎか)。

快適なPDAは、入力の方法だけでなく、アプリの反応速度も速いにこしたことがあり ません。この点についてもVisor/Palmは、E-507より優れています。E-507の画面上 で、砂時計が回転し、ボタンや入力ボックスといったパーツ、パーツが描画されてい く様子を見ているとストレスを感じてしまいます。ノートPCと合わせ、3台を持ち歩 いていることは、先にお伝えしたとおりですが、ぱっと予定を書きこみたくなるの は、けっしてAD-Visorの運営者だからというのではなく、Visorです。

何とかの一つ覚えな表現ですが、MP3が聴け、メールも読め、デジタルカメラとして も使えるカラー液晶搭載のE-507。魅力的な機能が満載である一方、文字入力やマシ ンの反応はちょっと鈍くアポイントメントを入れる気になれません。これはパームサ イズなモバイルではあるけれども、PDAではないのではないか。そんな考えがふと浮 かんできたのでした。



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