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 通信環境


Visorを買おうかどうか迷っている方の中には、モバイルな環境ではたしてメールが チェックできるのかという不安があるかも知れません。もしあなたが、通信環境に こだわるならば、パームシリーズ、とりわけVisorは賢い選択ではないでしょう。 少なくとも今のところは。

Visorで利用できる携帯電話は、現在、ノキア社のNM207に限られます。これが手に 入れば、本体と電話をケーブルでつなぐことなく、赤外線を通じた9600bpsの コミュニケーションが利用できます。ところが、NM207は、ほとんど入手不可能な 状態です。後継機種NM502もこの文章を書いている今日、まだ発売されていません。 9600bpsという速度については、許容できる人とそうでない人に分かれるでしょう。 とりわけ多数のあるいは長文のメールを受ける人にはかなり、辛いはずです。 その他のパームシリーズでは、スナップコネクトもラインアップがあるので、携帯や PHSとの接続が可能なのですが。

目をアイクルーズにうつしてみましょう。PHS、携帯電話のケーブルをつなぐポート が用意されています。さらに注目すべきは、PCMCIAカードスロットがついていること でしょう。これがあれば、カード一体型のPHSを利用することができます。例えば、 ドコモの611sやDDIから発売されたばかりのMC-P200などが使えます。特に後者に ついては、さしっぱなしにしておくことが可能です。

前回のE-5O7は、コンパクトフラッュ搭載だったので、611sはささりましたが、 MC-P200は無理でした。その意味においても、アイクルーズは、少なくとも僕が経験 した中で最高の通信環境を提供してくれていると思います。さらにPHSが利用できる ということは、最速64Kの通信速度が手に入るということです。PalmIII、workpad では、IBMがPHS対応の機器を出すとかなり前にアナウンスがありましたが、実現 していないのが現状です。Visorに至ってはSpringboardの拡張可能性が言われて いるだけで、残念ながら全くの絵に描いたモチ状態なのです。

ここまで見ると、いかにVisorの通信環境が貧弱かお分かりいただけたでしょう。 もしPDAの購入においてVisorを視野に入れておられるなら、どうぞこの点に注意、 納得したうえでにしましょう。少なくとも今のところは。



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